期日になっても借りたお金が払えない…あきらめずにまず相談を!

返済の期日が来ても、返済金が払えない。そんな時はどうすればいいのでしょうか?

まず、返済できなかったら何が起こるのかを考えてみましょう。期日までに返済できなかった場合、遅延金が発生します。遅延金の利率は非常に高く設定されているので、今後に響く大きな負担になります。

遅延金も大きな痛手ですが、さらに重大なのは、滞納によってあなたの信用が失われるということです。返済期限になっても支払いがない状態が続くと、カード会社はあなたに返済能力がないと判断します。いわば要注意人物としてリストアップされてしまうわけです。金融にかかわる会社は個人信用情報機関という横のつながりを持っていて、何度も返済が滞るとこの機関を通じて「お金を貸しても返ってくる見込みがない」という不名誉な評価が登録されてしまいます。この状態は俗に「金融事故」などと呼ばれ、カードの停止などの不利益が発生します。

この事態を避けるために、返済できないことが分かった時点で速やかにローン会社に相談するようにしましょう。遅延金の発生を免れることはできませんが、誠意をもって事情を説明すれば、無責任な利用者という評価を受けずに済みます。

返済が滞るのは、返済金が工面できない場合だけではありません。返済日をうっかり忘れてしまう、ということもあります。この場合も気付いたらすぐにローン会社に連絡し、遅延した理由を述べて謝罪しましょう。いずれの場合も、いちばん大事なのは繰り返さないということです。繰り返すことで、取り返しのつかない事態を招いてしまいます。

だからといって、返済金を工面するために他のローン会社で借りるという手はおすすめできません。複数の会社から借りると利子も各社でつくことになり、返済金が予想以上に増えて結局返せなくなる確率が高くなります。これを「多重責務」といいます。どうしても返済できない時は、行政に相談してみるのも一つの手です。自治体によっては無料相談会を開いているところもあるので、あきらめずに相談してみましょう。

カードローンは便利なものです。それだけに、返済も「まあいいか」になってしまいがちなもの。必ず期日内に返済できるよう、責任をもって利用することをこころがけましょう。

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